長引く腰痛の原因…徐々に固まる「強直性脊椎炎」だった

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「日常生活の影響として、『痛い時は動けない。でも、痛くない時は普通』『体の向きを変えられない。でも、見た目は普通』などがあります」

■就労状況にも違い

 患者によっては、痛みがある時はまったく動けないほどひどいが、ケロッと治る。体が動かず、向きを変えられないため、「目だけで人を追う」「会釈ができない」「上目遣い」「イスにそっくり返って座る」「呼びかけられても振り向けない」となりがち。本人はしたくてしていることではなく、病気ゆえに仕方がないことなのだが、病気を知らない人にとっては「怠けている」「横柄」「無愛想」などと映る。

 当然ながら、生活の質も著しく下がる。うがいができない、靴下をはけない、下に落ちたものを拾えない、上方にある男女別のトイレの標識が見えない、頭より高いものを取れない、車の運転ができない――といった、“健康な人が意識せずにできていること”が、できなくなるのだ。

「一般就労者と強直性脊椎炎の患者の就労参加状況を比較すると、雇用率は1.1~1.3倍低く、病欠日数は一般人9~12日に対し、強直性脊椎炎の人は6~22日、生産性は8%低下し、2週間につき1.9時間長く仕事をしないと仕事に追いつけない」

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