子供の「歯の矯正」 受診前に確認すべき6つのポイント

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(4)治療中の転医やその際の治療費精算まで、治療前に説明をしている

「治療途中で引っ越す可能性もあります。費用先払いの場合、その時点までの治療費を精算して残りは返金し、引っ越し先近くの矯正歯科専門開業医を紹介し、診断資料を送ってくれる医師を探すべきです」

 慎重を期すなら、さらに2つのポイントをチェックしたい。

(5)常勤の矯正歯科医がいる
(6)専門知識がある衛生士、スタッフがいる

「非常勤では、突発的なトラブルに対応してもらいにくい。矯正歯科治療は一人の先生が一貫して診ることが大切ですが、非常勤ではそれが難しいこともあります。また、歯磨き指導ひとつとっても、一般の歯科治療とは違います。専門スタッフの方が有益でしょう」

 歯科の診療科目は自由標榜性なので、診療科目に「矯正歯科」と書いてあっても、矯正歯科専門ではないことが大いにある。信頼の置ける医師に出会うには、矯正歯科専門開業医を探すか、日本矯正歯科学会のホームページから認定医を見つける方法がおすすめだ。

「矯正歯科治療のトラブルの多くは不可逆性で、起きてからでは遅い。治療前に慎重に医師選びをしてください」

 近年は大人になってから矯正歯科治療を受ける人も増えているが、その場合も同じだ。

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