子供の「歯の矯正」 受診前に確認すべき6つのポイント

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 前回、「不適切な矯正歯科治療」を受けている子供が非常に多いことを報告した。トラブルを避けるために知っておくべきことを、日本臨床矯正歯科医会・富永雪穂会長(アルファ矯正歯科クリニック院長)に聞いた。

「いつまで治療しても治らない」
「治療費がいくらかかるか分からない」
「噛み合わせがむしろ悪くなった」
「転医したいが治療費が返還されない」

 不適切な矯正歯科治療の“4大トラブル”だ。

 その背景には、一般歯科の経営状態悪化、そして「100%歯を抜かなくても歯を矯正できる」といった安易な喧伝と、「歯を抜きたくない」という患者心理への迎合があるという。

「矯正歯科治療は専門性の高い分野なので、歯科医には診断能力と治療技術が必要です。患者さんには正しい知識を持って医師選びをしてほしい」

 富永院長が挙げる受診時のチェックポイントは全部で6つ。特に重要なのは次の4つだ。

(1)頭部X線規格写真(セファロ)検査をしている

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