【脳血栓症】 気づくのが遅かったら脳梗塞になっていた

公開日: 更新日:

 また、まっすぐ歩いているつもりなのに、いつの間にか意識なく足が勝手に左の方向に向かって歩いてしまう。不安になった舟橋さんは、以前、痛風の治療でお世話になった新宿区内の総合病院を訪ねた。

 問診のあと、「CT検査」(コンピューター診断画像)のほか、「SPECT」(脳血流シンチグラフィー)という検査を受診した結果、担当医から告げられた。

「気づくのが少し遅れたら、脳梗塞になっていましたよ。よかったですね。現在の正確な病名は『脳血栓症』です。医薬治療を行いますから1週間ほど入院してください」

 脳の血管が破れて出血する病気が「脳出血」。血管が詰まって血液の流れが悪くなるのが「脳梗塞」。脳の血管が狭くなったところに血栓(血の塊)ができるのが「脳血栓症」だ。

「医師の説明では、私の場合は血栓の程度が小さかったようです。これが大きく完全に血管が詰まってしまうと、酸素や栄養が供給されず、脳梗塞という病気になってしまう。こうなると、治療を行っても言語障害や手足に後遺症を残してしまうらしいですね。いやほんと、初期の段階で気がついてよかったですよ」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」