上田昭夫さんを蝕んだ難病「アミロイドーシス」ってなに?

公開日: 更新日:

 厚労省の統計によると、全国の患者数は2011年の1736人から12年1802人、13年2016人と増加傾向にある。治療にはアミロイドを作る形質細胞を抗がん剤で壊す方法が用いられる。

「私のところにも患者さんが来ますが、手遅れの方が少なくありません。予防法がないため、一にも二にも早期発見が大切です。20~30代の患者さんはほとんどいませんが、40代になるとそろそろ注意が必要。50歳以上の人は他に原因がないのに微熱や全身倦怠、息切れを感じたら検査を受けてください。下痢や足のしびれ、タンパク尿も要注意です。年に数百人が死亡しているとみられています」(安東由喜雄氏)

 上田氏のような屈強なラガーマンも勝てなかった難病だ。中高年はその怖さを覚えておいたほうがいい。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景