焼肉やウナギは逆効果にも 夏バテ予防は「ビタミンB群」重視

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 夏バテ対策とばかりに、「肉だ! ウナギだ!」と考えている人も、ちょっと待て。胃腸が弱り、消化力が衰えている体に、脂肪が多く、高カロリーの肉やウナギは負担が大きい。より一層、胃腸機能低下となり、夏バテの負のスパイラルから抜け出せなくなる。

 ベストの対策は、主食、主菜、副菜がそろった栄養バランスの良い食事を取ること。しかし、朝夜は自宅で食事、昼は手作り弁当を徹底しているような人でなければ、なかなか難しいだろう。自分で料理ができなければ、妻に迷惑をかけることにもなる。

■自律神経の働きを正常に戻す作用が

 そこで、平川氏がおすすめするのが、「ビタミンB群」に重きを置いた食事だ。

「ビタミンB群はエネルギー代謝に欠かせない栄養素です。不足すると、疲労物質が体内に蓄積し、体が疲れやすくなります。ビタミンB群は自律神経の働きを正常に戻す作用があります」

 ビタミンB群の疲労解消効果は、複数の動物実験で証明されている。たとえばアサヒグループらの実験では、ビタミンB群が豊富なビール酵母のエキス水溶液を量を変え、マウス5群にそれぞれ10日間摂取させた。

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