「貧乏ゆすり」は悪癖にあらず 長時間座位の死亡リスク減少

公開日: 更新日:

 気づかないうちに膝をカタカタ小刻みに揺らしている「貧乏ゆすり」。イライラしている、落ち着きがないといった印象を周囲に与える“悪いクセ”とされている。しかし、そんな悪癖が本人の命を救うかもしれないというからビックリだ。

 今年9月、英国で行われた「貧乏ゆすりの程度と全死亡リスクの関連」を解析した研究が「米国予防医学誌オンライン版」に報告された。同国の37~78歳の女性1万2778人を前向き観察研究したものだ。

 それによると、1日の平均座位時間が「5時間未満」のグループに比べ、「7時間以上、かつ貧乏ゆすりをほとんどしない」グループは、死亡リスクが30%も上昇した。

 一方、「5~6時間」か「7時間以上でも貧乏ゆすりをかなりする」グループの死亡リスクは上昇なし。さらに、「5~6時間、かつ貧乏ゆすりをかなりする」グループは、死亡リスクが37%も減少していた。

 研究者は「貧乏ゆすりが、長い座位時間に関連する全死亡リスクを減少させる可能性が示唆された」と結論付けている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    渋野日向子に「ジャンボ尾崎に弟子入り」のススメ…国内3試合目は50人中ブービー終戦

  3. 3

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  4. 4

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  5. 5

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  1. 6

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  2. 7

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  3. 8

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  4. 9

    後藤真希と一緒の“8万円沖縄ツアー”に《安売りしすぎ》と心配の声…"透け写真集"バカ売れ中なのに

  5. 10

    沢口靖子も菅田将暉も大コケ不可避?フジテレビ秋ドラマ総崩れで局内戦々恐々…シニア狙いが外れた根深い事情