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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

米企業が注目 社員の健康守る“マインドフルネス”とは?

公開日: 更新日:

 近年、グーグルでもツイッターでも、そして医療保険大手のエトナや巨大ディスカウントデパートチェーンのターゲットでも社内でやっていることがあります。それは、「マインドフルネス」のエクササイズです。

「マインドフルネス」とは、自分や自分の周囲に注意を向け、それに集中し、たった今起こっている現実をあるがままに受け入れるエクササイズです。そのルーツは70年代にマサチューセッツ工科大学の学者が仏教の瞑想をもとに考案したもので、メディテーション(瞑想)を基本に、時にはヨガを取り入れることもあります。これまで、主にストレスや不安の解消に活用されてきました。

 一方、シリコンバレーを中心としたIT企業では、増える一方の膨大な仕事量をどうやってさばき、社員の心身の健康を保つかが課題になっていました。そこでこれらの企業が注目したのが、仕事の効率を上げるためのシステムやアプリではなく「マインドフルネス」だったのです。

 マインドフルネス専用の部屋をつくり、インストラクターを雇って社員にメディテーションやヨガなどを教えているグーグルの担当者は、「マインドフルネスによるストレス解消はもちろん、集中力が高まって仕事の効率が上がったり、心をクリアにすることでクリエーティビティーが高まることも期待できる」とコメントしています。

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