75歳医師が語る元気の秘訣「毎日1万歩と週2回のステーキ」

公開日: 更新日:

 日本老年学会は「最近の高齢者は、10~20年前に比べて5~10歳若返っている」と発表した。年を重ねても、大病する割合が同じかむしろ低く、歩く速度が落ちていないのが、その根拠だ。

 しかし、平均寿命は80歳を越え、女性は90歳に迫るが、日常生活に支障なく暮らせる健康寿命は男女とも70歳そこそこ。男性は10年、女性は20年近く寝たきりなどの不自由を余儀なくされる。

 元気な高齢者と不健康な高齢者の違いは、どこにあるのか。東京医科歯科大名誉教授・藤田紘一郎さんは現在75歳。男の健康寿命を上回る今も、週に2、3本の講演をこなし、週刊誌の連載や本の執筆で毎日忙しく活動する。藤田氏が言う。

「気持ちよく歩くと、ストレス解消になり、免疫力がアップします。毎日の歩数は平均1万歩ですが、ノルマは設けていません。疲れて用事がなければ、休みます。無理して歩くと、免疫力がダウンして、かえって病気になりやすいのです。歩くことは“もろ刃の剣”なので、適度が大切。そうすれば大病せず、元気でいられます。私にとっての適度が平均1万歩です」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    JリーグMVP武藤嘉紀が浦和へ電撃移籍か…神戸退団を後押しする“2つの不満”と大きな野望

  2. 2

    広島ドラ2九里亜蓮 金髪「特攻隊長」を更生させた祖母の愛

  3. 3

    悠仁さまのお立場を危うくしかねない“筑波のプーチン”の存在…14年間も国立大トップに君臨

  4. 4

    田中将大ほぼ“セルフ戦力外”で独立リーグが虎視眈々!素行不良選手を受け入れる懐、NPB復帰の環境も万全

  5. 5

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  1. 6

    FW大迫勇也を代表招集しないのか? 神戸J連覇に貢献も森保監督との間に漂う“微妙な空気”

  2. 7

    結局「光る君へ」の“勝利”で終わった? 新たな大河ファンを獲得した吉高由里子の評価はうなぎ上り

  3. 8

    飯島愛さん謎の孤独死から15年…関係者が明かした体調不良と、“暗躍した男性”の存在

  4. 9

    巨人がもしFA3連敗ならクビが飛ぶのは誰? 赤っ恥かかされた山口オーナーと阿部監督の怒りの矛先

  5. 10

    中日FA福谷浩司に“滑り止め特需”!ヤクルトはソフトB石川にフラれ即乗り換え、巨人とロッテも続くか