乗り物酔いしやすい人の特徴

公開日: 更新日:

 気になる疑問に答えてくれたのは、秋津医院の秋津壽男院長です。

「乗り物酔いになりやすいのは、何らかの理由で三半規管が過剰に反応してしまう人。そういう人は、平衡感覚が狂いがちです」

 人間の平衡感覚をつかさどるのは、耳の奥にある三半規管です。乗り物に揺られると三半規管が反応して、脳に「体がこれくらい揺れている」という情報が送られます。その三半規管が過剰に反応すると、実際より揺れを大きく認識してしまうといいます。

「だから体がグラグラ揺れる感覚に陥ってしまい、めまいを起こしたり胃がムカムカしたりするのです。そんな乗り物酔いを防ぐためには、視覚情報を利用することです」

 たとえば、なるべく遠くの景色を見ること。どんどん流れる近くの景色よりも、あまり動かない山などを見るほうが、体が動く感覚を抑制することができます。

 また、進行方向に目線を向けるようにすれば、「次は右に曲がる」「次は左」と認識でき、過剰な反応が起こりにくくなります。

「もうひとつ、適度な緊張感を持つこと。自分が運転する時は、乗り物酔いになりませんよね。あれは体が揺れる感覚より緊張感のほうが勝っているからなんです」

 乗用車なら、助手席に座って運転手の気分になるのがお勧め。進行方向を見るのもお忘れなく!

【連載】?に答えます

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  2. 2

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 5

    広島・大瀬良は仰天「教えていいって言ってない!」…巨人・戸郷との“球種交換”まさかの顛末

  1. 6

    広島新井監督を悩ます小園海斗のジレンマ…打撃がいいから外せない。でも守るところがない

  2. 7

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 8

    令和ロマンくるまは契約解除、ダウンタウンは配信開始…吉本興業の“二枚舌”に批判殺到

  4. 9

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  5. 10

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か