専門医が解説 あなたの高血圧が改善しない「3つの理由」

公開日: 更新日:

原発性アルドステロン症もあるが、本態性高血圧(従来の高血圧)も併発している人が少なくない。特に40歳以降ではそれが考えられ、手術だけでは治りにくい」

 まずは原発性アルドステロン症かどうかをチェックし、もしそうなら原発性アルドステロン症の治療を取り入れつつ、本態性高血圧の治療も行うのが適切だという。血液検査でアルドステロン濃度と、血圧を上げる物質を作る酵素のレニンの活性を測定し、その比率を調べればいい。原発性アルドステロン症は、血液中のカリウム値が低いのも特徴だ。

「薬をきちんと飲んでいるのに改善しない」という状態は、「3種類以上の薬を飲んでいるのに、血圧が140/90mmHg以下にならない」ということ。タイプに応じた薬を飲み、原発性アルドステロン症でもなければ、考えられるのは、強いストレスによる高血圧。これが3つ目の理由だ。

「ストレスが強い状態が続けば血圧は下がりにくい。職場や家庭での血圧が、普段と比べてどれほど差があるかを調べる。それを主治医に伝え、薬で調整してください」

 高血圧は脳卒中心筋梗塞などの原因になる。くれぐれも早い対策を。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  2. 2

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

  3. 3

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  4. 4

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  5. 5

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  1. 6

    永野芽郁×田中圭「不倫疑惑」騒動でダメージが大きいのはどっちだ?

  2. 7

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 8

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動

  4. 9

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 10

    永野芽郁がANNで“二股不倫”騒動を謝罪も、清純派イメージ崩壊危機…蒸し返される過去の奔放すぎる行状