9割が未発見 知らないうちに忍び寄る「緑内障」の恐怖

公開日: 更新日:

②「自覚症状なし=症状なし」ではない

 緑内障は、たいてい中心以外の視野欠損から始まる。しかし、正常な方の目で視野欠損を補うため、半分以上の視野欠損があっても気づいていない人もいる。自覚症状がなくても、安心していてはいけない。

③「眼圧が正常=緑内障ではない」は間違い

 日本人の大半は眼圧が正常範囲内の緑内障(正常眼圧緑内障)なので、眼圧が正常であっても、「緑内障ではない」とは限らない。また、その逆もあり、眼圧が高くても緑内障とは限らない。

「日本人における眼圧の正常値は20までで、20を超えていると眼圧が高く緑内障と診断されることがある。ところが、たとえば眼圧が24でも緑内障でない人もいます。眼圧の検査だけでは、不十分なのです」

④「経過」が重要

 では、何を見ればいいのか? 鈴木教授は、視野の経過観察が重要だと言う。

「視野検査で黒い部分(見えていない部分)が継時的に増えていれば緑内障が疑われます」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景