五輪期間中は要注意 脳を混乱させる「うつになる食べ方」

公開日: 更新日:

 糖尿病にかかっている人は、かかっていない人よりもうつ病になりやすいことは国内外の多くの研究で常識とされている。

「うつ病の人は、葉酸を含めたビタミンB群やD群のほか、鉄や亜鉛やマグネシウムなどのミネラル、DHA・EPAといった不飽和脂肪酸不足が目立ちます。葉もの野菜、納豆、レバー、豚肉、きのこや青魚、バナナや卵などを食べない人は注意が必要です」

 うつ病の人は、腸内の善玉菌であるビフィズス菌や乳酸桿菌の絶対数が少なく、ビフィズス菌の数が健康な人より劣っていることも功刀部長らの研究により世界で初めて報告された。

 ヨーグルトなどの発酵食品や食物繊維を食べない人も危険だ。とはいえ、これだけ多くの栄養素を少量とはいえ毎日取るのは難しい。

「ならば、緑茶を飲むのもひとつの方法です。緑茶にはリラックス効果があるとされるテアニンや、生活習慣病を予防するといわれるカテキンが含まれています」

 70歳以上の高齢者を対象にした東北大学の研究は、緑茶を毎日4杯以上飲む人のうつ病リスクは、1杯以下の人の半分だったと報告している。

 リオ五輪後にうつ病にならないためにも、食べ方には気をつけた方がいい。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々