「低カロリーでも満足満腹」に5つの条件 何をどう食べる

公開日: 更新日:

 アメリカの栄養学雑誌「J AcadNutr Diet」に掲載された研究結果が、「無理は嫌。でも痩せたい」という人には魅力的な内容だ。活用すれば、おいしく食べながら痩せられるかもしれない。

 発表したのは、著書「低カロリー満腹食」が話題の徳島大学医学部医科栄養学科管理栄養士の奥村仙示氏だ。

 栄養学雑誌には「低カロリーでも満足度・満腹度を高くするには、どういうバランスで取ればいいか」を示したものが掲載された。20~60歳の事務職員280人を対象に研究は行われた。

 その結果、「①カロリー約500キロカロリー②野菜の量200~240グラム③米飯150グラム④塩分3グラム以下⑤カロリー密度1.0キロカロリー/グラム以下」を満たした食事が、食後の満足度・満腹度が高かった。

 奥村氏が強調するのは、機能性成分が研究で証明されている食品でも、それを単品で過剰に摂取するのは、体によくないということだ。

 たとえば、トマトには血糖値の上昇を抑制し、血中のインスリン濃度を低く抑える作用が認められているが、「糖尿病の人はトマトを大量に取れば糖尿病が治る」とのエビデンス(科学的根拠)はない。トマトだけの過剰摂取は、むしろ健康を害する。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    梅宮アンナ「10日婚」短期間で"また"深い関係に…「だから騙される」父・辰夫さんが語っていた恋愛癖

  2. 2

    「時代と寝た男」加納典明(19) 神話レベルの女性遍歴、「機関銃の弾のように女性が飛んできて抱きつかれた」

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  4. 4

    山本舞香は“ヤンキー”より“令嬢”がハマる?「波うららかに、めおと日和」《ふかふみコンビ》で人気急上昇

  5. 5

    元横綱白鵬 退職決定で気になる「3つの疑問」…不可解な時期、憎き照ノ富士、親方衆も首を捻る今後

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  2. 7

    中川翔子「Switch2転売購入疑惑」を否定も火に油…過去の海賊版グッズ着用報道、ダブスタ癖もアダに

  3. 8

    横浜流星「べらぼう」ついに8%台に下落のナゼ…評価は高いのに視聴率が伴わないNHK大河のジレンマ

  4. 9

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る