例年より早く患者が出現 「マイコプラズマ」大流行の兆し

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「その理由は分かりませんが、もともとマイコプラズマは不定期に大流行するといわれており、今年はその年に当たるのかもしれません」

 マイコプラズマは、対策が遅れると肺炎に至る。数日のうちにレントゲンで肺が真っ白に写るほど重症化し、すぐに入院して人工呼吸器装着となった患者も、大谷院長の過去の例ではある。そこまでいかなくても、マイコプラズマから続いて咳喘息を発症、さらに完治が困難な喘息に移行――というリスクもある。回避するために押さえておくべき知識は次の通りだ。

■激しい咳が特徴

 まず、潜伏期は1~3週間。初期症状として特徴的なのは激しい咳で、風邪とは明らかに違って「眠れない」「話ができない」ほどひどい。

 同じく激しい咳を特徴とする病気に咳喘息がある。ただ、咳喘息は風邪をきっかけに発症することも多い。一方、マイコプラズマは「咳が出始めたと思ったら、急に激しく咳き込むようになった」というように“突然”といったイメージが強い。

 次に、診断法だ。2年ほど前までは血液検査が中心で、判断に迷うこともあったという。しかし、この1年ほどは喉の細胞を採取して調べる非常に精度の高い検査キットが登場し、「迅速診断」という名の通り、15分ほどで診断がつく。

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