画期的な選択肢が勢ぞろい 「腰痛治療」はどれがベストか

公開日: 更新日:

 腰椎椎間板ヘルニアは、腰痛の多くを占める原因のひとつ。腰椎の間にある椎間板は、背骨にかかる負荷を軽くするクッションのような役割を担う。この腰椎が、加齢などさまざまな理由で椎間板から飛び出すと、脊椎の神経を圧迫してギックリ腰のような激しい腰痛と下半身のしびれが起こる。

「腰椎椎間板ヘルニアの一般的な治療は、まず保存療法を行い、3カ月ほど様子を見ます」(北青山Dクリニック・泉雅文医師)

 保存療法は、薬物治療やブロック注射などによる治療になる。

 これだけで症状が改善しなければ、より積極的な治療が検討される。かつては「LOVE法」と呼ばれる切開手術が主な選択肢だったが、全身麻酔による切開手術で入院期間は数週間に及び、後遺症のリスクもある。そのため手術に踏み切れず、「マッサージでだましだまし……」という人が多かった。

 しかし今、保存療法と切開手術の間に、いくつもの選択肢が出てきた。しかも、いずれも低侵襲性がポイントだ。

 代表的なのは、まず「内視鏡下手術」。MEDとPELDの2つがあり、MEDは全身麻酔で背中側から入れた筒を通して内視鏡を挿入する。PELDは意識を残した麻酔(硬膜外麻酔)で内視鏡を直接椎間板に挿入する。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    渋野日向子に「ジャンボ尾崎に弟子入り」のススメ…国内3試合目は50人中ブービー終戦

  3. 3

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  4. 4

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  5. 5

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  1. 6

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  2. 7

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  3. 8

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  4. 9

    後藤真希と一緒の“8万円沖縄ツアー”に《安売りしすぎ》と心配の声…"透け写真集"バカ売れ中なのに

  5. 10

    沢口靖子も菅田将暉も大コケ不可避?フジテレビ秋ドラマ総崩れで局内戦々恐々…シニア狙いが外れた根深い事情