最悪なら足切断も 「こむら返り」には危ない病気が潜む

公開日: 更新日:

 甲状腺機能低下症でもこむら返りが表れるが、これは甲状腺機能低下症が低カリウム血症を招くから。血液中のカリウムが少なくなると神経が興奮し、筋肉がつるのだ。

■早期に発見するには?

 一方、血行の悪さからこむら返りを起こしやすい病気は糖尿病や高血圧のほかに末梢動脈疾患(閉塞性動脈硬化症)がある。

 末梢動脈疾患は喫煙や生活習慣病が原因で、主に足の動脈に動脈硬化が起こり、狭くなるか詰まるかして血液の流れが悪くなる病気で、さまざまな障害が表れる。

「この病気は4つのステップに分かれています。最初は足がしびれたり、冷えたりするだけですが、やがて痛くて休み休みでなくては歩けなくなります。そのうち、安静時でも痛みが取れなくなる。最後は血液が足の先まで行かないで、潰瘍が出来てついには足が腐ってしまい、足を切断することになります」

 末梢動脈疾患は50代から増えてきて65歳以上の6~15%がかかるといわれている。5年経過で約20%が歩行障害を悪化させ、10%が足の動脈の血液が減少する「重症下肢虚血」と呼ばれる状態になり、数%が足を切断する。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束