最悪なら足切断も 「こむら返り」には危ない病気が潜む

公開日: 更新日:

 就寝中などに足がつる「こむら返り」は誰もが経験することだ。一度や二度なら「疲れが出ているのかな」で片づけられる。しかし、頻繁に起こるようだと気をつけた方がいい。背後に命に関わる重大病が潜んでいるかもしれない。東邦大学医療センター佐倉病院循環器科の東丸貴信教授に聞いた。

 こむら返りは自分の意思に反して異常に筋肉が収縮する状態を言う。「お酒の飲み過ぎ」「塩分の過剰摂取」「大量の発汗」「筋肉疲労」「利尿剤などの薬の使用」「冷え」などで起きやすい。いずれもナトリウムやカリウム、マグネシウムなどのミネラルのバランスが乱れて電解質異常を起こして筋肉の神経がおかしくなるか、血行が悪くなって筋肉が酸欠・栄養不足に陥るかしたケースだ。

「問題はミネラルバランスの崩れや血行の悪さの裏に、重大な臓器の機能低下や病気が隠れているケースが少なくないことです」

 例えば腎臓だ。腎臓はナトリウムやカリウムなどの電解質の吸収、排泄を行っている。その機能が低下すると血液内の電解質の割合が崩れてこむら返りが起こる。

 老廃物を取り除く肝臓も同じで、機能が低下して解毒作用が悪くなると電解質のバランスが崩れて筋肉が異常に収縮する。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  2. 2

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

  3. 3

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  4. 4

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  5. 5

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  1. 6

    永野芽郁×田中圭「不倫疑惑」騒動でダメージが大きいのはどっちだ?

  2. 7

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 8

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動

  4. 9

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 10

    永野芽郁がANNで“二股不倫”騒動を謝罪も、清純派イメージ崩壊危機…蒸し返される過去の奔放すぎる行状