【前立腺肥大症手術】湘南鎌倉総合病院・泌尿器科(神奈川県鎌倉市)

公開日: 更新日:

 同科の診療のモットーは「インフォームドコンセント」「低侵襲の治療」「がんの早期発見」の3点。低侵襲の検査・治療では、これまでも痛みの少ない軟性膀胱鏡(内視鏡検査)や腹腔鏡手術などをいち早く取り入れてきた。そして、今月から実施を始めたのが「前立腺肥大症に対する最新式レーザー手術(PVP)」だ。同科の三浦一郎部長(顔写真)が言う。

「『尿の出が悪い』『頻尿』『残尿感』などの症状が出る前立腺肥大症の治療の第1選択肢は内服薬です。そして、薬では対応できなければ、低侵襲手術として尿道に内視鏡を挿入して肥大した前立腺を高周波メスで切除する『TUR―P』が行われていました。しかし、低侵襲手術といってもすべての患者さんが受けられるわけではありませんでした」

 従来のTUR―Pの課題は、手術中の出血量が多いこと、術後に尿道カテーテルを留置する期間が長い(3~5日)こと、低ナトリウム血症(水中毒)を起こすリスクがあるなど。それに、前立腺の手術は出血しやすいという特性から、抗凝固薬や抗血小板薬を服用している高齢者には手術ができなかった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がもしFA3連敗ならクビが飛ぶのは誰? 赤っ恥かかされた山口オーナーと阿部監督の怒りの矛先

  2. 2

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  3. 3

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 4

    大山悠輔に続き石川柊太にも逃げられ…巨人がFA市場で嫌われる「まさかの理由」をFA当事者が明かす

  5. 5

    織田裕二がフジテレビと決別の衝撃…「踊る大捜査線」続編に出演せず、柳葉敏郎が単独主演

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    ヤクルト村上宗隆と巨人岡本和真 メジャーはどちらを高く評価する? 識者、米スカウトが占う「リアルな数字」

  3. 8

    どうなる?「トリガー条項」…ガソリン補助金で6兆円も投じながら5000億円の税収減に難色の意味不明

  4. 9

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  5. 10

    タイでマッサージ施術後の死亡者が相次ぐ…日本の整体やカイロプラクティック、リラクゼーションは大丈夫か?