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青島周一勤務薬剤師/「薬剤師のジャーナルクラブ」共同主宰

2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBM(科学的エビデンスに基づく医療)スタイル診療支援”の確立を目指し、その実践記録を自身のブログ「薬剤師の地域医療日誌」などに書き留めている。

食の欧米化は本当に不健康をもたらすのか?

公開日: 更新日:

 平均で約15年の追跡調査の結果、健康食事パターンと西洋食パターンでは、最も摂取量の少ないグループに比べて、最も摂取量の多いグループで、死亡のリスクがそれぞれ18%と9%、統計学的にも有意に減少しました。一方、伝統的な日本食では明確なリスク低下を認めませんでした。

 もちろん、伝統的な日本食が体に悪いわけではありません。西洋食であっても健康面に悪い影響を与えるわけではないということが示されています。ごくわずかですが、死亡のリスク低下まで示されており、「食の欧米化」は必ずしも不健康をもたらすものではないと言えるかもしれません。

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