著者のコラム一覧
神崎浩孝医学博士、薬剤師

1980年、岡山県生まれ。岡山県立岡山一宮高校、岡山大学薬学部、岡山大学大学院医歯薬学総合研究科卒。米ロサンゼルスの「Cedars-Sinai Medical Center」勤務を経て、2013年に岡山大学病院薬剤部に着任。患者の気持ちに寄り添う医療、根拠に基づく医療の推進に臨床と研究の両面からアプローチしている。

「生活習慣病」ための薬はずっと飲み続けなくてもいい

公開日: 更新日:

「生活習慣病」とは、食事運動、喫煙、飲酒、仕事など、さまざまな因子が影響し、また蓄積することで発症する疾患の総称です。

 高齢になるにつれて起こりやすく、自覚症状に乏しいことから「サイレントキラー」などとも呼ばれ、突然、命に関わる症状が表れることも少なくありません。

 生活習慣病の代表的なものとして、高血圧糖尿病脂質異常症(高脂血症)などが挙げられます。これらの治療薬については、「一度飲み始めると、やめられなくなるのではないか」と思っている方も多いのではないでしょうか? そのイメージは誤りです。

 まず、いきなり薬を始めるケースは少ないですし(あまりに検査結果が悪い場合はすぐに投薬を開始することもありますが)、たとえ薬を始めたとしても、血圧、血糖値、コレステロールといった数値が改善されれば、薬をやめることは可能です。

 では、数値を改善するためにはどうしたらいいのか? 生活習慣病ですから、生活習慣を改めればいいのです。

 薬をやめるためには数値を良くする。数値を良くするためには、生活習慣を見直すしかありません。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志氏はパチプロ時代の正義感どこへ…兵庫県知事選を巡る公選法違反疑惑で“キワモノ”扱い

  2. 2

    タラレバ吉高の髪型人気で…“永野ヘア女子”急増の珍現象

  3. 3

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 4

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  5. 5

    《#兵庫県恥ずかしい》斎藤元彦知事を巡り地方議員らが出しゃばり…本人不在の"暴走"に県民うんざり

  1. 6

    シーズン中“2度目の現役ドラフト”実施に現実味…トライアウトは形骸化し今年限りで廃止案

  2. 7

    兵庫県・斎藤元彦知事を待つ12.25百条委…「パー券押し売り」疑惑と「情報漏洩」問題でいよいよ窮地に

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    大量にスタッフ辞め…長渕剛「10万人富士山ライブ」の後始末

  5. 10

    立花孝志氏の立件あるか?兵庫県知事選での斎藤元彦氏応援は「公選法違反の恐れアリ」と総務相答弁