酷使や加齢で声帯が変化 しわがれた声は「注射」で若返る

公開日: 更新日:

「声帯とは喉頭の中にあって、左右一対のヒダの形をした粘膜を指します。声帯の間の空間を声門といいます。声を出すときは普段は開いている声門が閉じ、その間を空気が通る際、声帯が振動運動することによって音が出るのです」

 声帯の表面は粘膜上皮に覆われていて、1秒間に男性で100回、女性で200回、歌手では600~800回程度振動する。

「年を取ると、粘膜が硬くなり、振動が弱くなって、声が出にくくなったり、かすれ声になるのです。加齢で声帯がやせたことで声門が開きっぱなしになり、気息性嗄声になる人もいます」

 ではなぜ、声帯粘膜は硬くなってしまうのか?

「人の声帯粘膜は上皮と声帯筋の間に3層の粘膜固有層があります。その表層はヒアルロン酸が多く、中間層は弾性線維が豊富です。深層にはコラーゲンが多く含まれています。こうした構造は声帯粘膜に多数存在する線維芽細胞の産出物で支えられています。加齢などによりその機能が衰えたり線維芽細胞が死滅することで、コラーゲンがムダに蓄積されて声帯粘膜が肥厚し、ヒアルロン酸が減少します。そのことで声帯粘膜が硬く、振動しづらくなっていくのです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  2. 2

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 3

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  4. 4

    長澤まさみの身長は本当に公称の「169センチ」か? 映画「海街diary」の写真で検証

  5. 5

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  1. 6

    樹木希林に不倫を暴露された久世光彦

  2. 7

    ドジャース佐々木朗希またも“自己中発言”で捕手批判? 露呈した「人間性の問題」は制球難より深刻

  3. 8

    自転車の「ハンドサイン」が片手運転ではとSNSで物議…4月1日適用「青切符」では反則金5000円

  4. 9

    【独自】急死の中山美穂さん“育ての親”が今朝明かしたデビュー秘話…「両親に立派な家を建ててあげたい!」

  5. 10

    柳楽優弥「九条の大罪」23歳新人が大バズり! 配信ドラマに才能流出→地上波テレビの“終わりの始まり”