酷使や加齢で声帯が変化 しわがれた声は「注射」で若返る

公開日: 更新日:

 4週にわけずに1回の治療で済ませる一部医療機関があるが、平野教授はそれだと薬が定着しない可能性があるという。効果は早ければ1週間で表れ、1年以上持続するという。痛みはほとんどない。マレに声帯が腫れることもあるが、それもしばらくすると自然治癒する。

「声帯粘膜の萎縮が止まれば、声門が閉じて食べ物が肺に侵入することを防ぐという意味でも有利に働くのではないでしょうか」

 残念ながらこの治療には公的保険は使えない。すべて自費で、平野教授のもとでは4回の注射で30万円ほどだという。歌を歌ったり、新聞を音読するなど声のアンチエイジング訓練でも効果が表れない人は検討してはどうか?

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  2. 2

    複雑なコードとリズムを世に広めた編曲 松任谷正隆の偉業

  3. 3

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  4. 4

    ドジャース内野手ベッツのWBC不参加は大谷翔平、佐々木朗希、山本由伸のレギュラーシーズンに追い風

  5. 5

    「年賀状じまい」宣言は失礼になる? SNS《正月早々、気分が悪い》の心理と伝え方の正解

  1. 6

    国宝級イケメンの松村北斗は転校した堀越高校から亜細亜大に進学 仕事と学業の両立をしっかり

  2. 7

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  3. 8

    維新のちょろまかし「国保逃れ」疑惑が早くも炎上急拡大! 地方議会でも糾弾や追及の動き

  4. 9

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  5. 10

    【京都府立鴨沂高校】という沢田研二の出身校の歩き方