痛むのに原因わからず…「慢性疼痛」を治す4つのポイント

公開日: 更新日:

■痛みと付き合う方法を考える

 これといった痛みの原因が見当たらない慢性疼痛は、どうやって治療するのか。鉄永氏は多面的なアプローチが必要になると言う。

①「痛みゼロ」をゴールにしない

「たとえば脊髄損傷の場合など、治っても取りきれない痛みもたくさんあります。そうした痛みをゼロにしようと考えると、患者さんも周囲もネガティブになって悪循環に陥り、長引いてしまうのです。痛みをなくすのではなく、痛みとうまく付き合う方法を考える。『痛みがあってもできること』を増やしていき、最終的には社会復帰することを目標に設定します」

②適切な投薬を行う

 痛みがあってもできることを増やしていくために、痛みを抑える薬の力を借りる。

「適切なタイミングで、適切な薬を適切な量だけ服用することが重要です。いまは痛み止めだけでもたくさんの種類があり、医師が正しく使いこなせていないケースも少なくありません。効果がない薬をずっと処方されていたり、中途半端に服用していたり、ドクターショッピングを繰り返し“薬漬け”になってしまっている患者さんもいます」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?