注射の痛みを和らげるパッチ登場 “チクリ”我慢には弊害が

公開日: 更新日:

「小児にとって注射の痛みは身体的な痛み体験だけではなく、恐怖体験にもなります。記憶として定着し、その後の医療行為全般に対しても拒否的な行動を取るようになることが多々あります」

■小児にとって恐怖体験になることも

 カナダでは、包茎がある新生児に環状切開術が行われる。この時、麻酔を受けなかった子供と、外用局所麻酔剤を使った子供を、4カ月後のワクチン注射の時の痛みの反応を比べたところ、無麻酔の子供は泣き方、頭や手足のバタバタなどが明らかに過剰だった。

 一方、包茎手術で外用局所麻酔剤を使っていた子供は、ワクチン注射時には大泣きや手足のバタバタがあまりなかった。

 さらに、小児の時の繰り返す痛み体験は、思春期、成人期、老年期の慢性痛に進展しやすいことも分かってきた。例えば、小学生の時の腹痛体験がある子供は、その後の頭痛の有病率が5倍という報告もある。

「強い痛みや恐怖は中枢神経へ伝達されます。すると脳脊髄が痛み信号を感じやすくなる。痛みの刺激がなくなっても興奮が続き、中枢性感作という、神経の機能変化が生じ、痛みを感じやすくなります」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐藤二朗vs橋本愛騒動が直撃! フジドラマ“出たくない俳優”&“見たくない視聴者”の二重苦

  2. 2

    趣里が7月期テレ朝ドラマで出産後初主演 続く水谷家との「蜜月」で三山凌輝にも復活説

  3. 3

    萩本欽一〈24〉相方の坂上二郎さんとは「遊ばない・食事しない・夢を語らない」を徹底した事情

  4. 4

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  5. 5

    “キムタク効果”見込んだ吉野家の戦略は残念な結果に…ファンの間に沸き起こる「藤田ニコル復帰待望論」

  1. 6

    佐藤二朗騒動の余波!「福田組」の長澤まさみへの“ハラスメント”舞台挨拶の悪ノリ動画が再注目…女性視聴者は嫌悪

  2. 7

    ソフトバンク「佐々木麟太郎シフト」着々…同ポジションの中村晃引退、山川穂高二軍塩漬けが伏線

  3. 8

    「夫婦別姓刑事」とフジテレビの時代錯誤…“看板に偽りあり”のタイトルと「超・年の差婚」設定への嫌悪感

  4. 9

    萩本欽一〈25〉「車椅子でも絶対に明治座に出す」脳梗塞で左半身麻痺の坂上二郎さんを奮い立たせたひと言

  5. 10

    維新また猿芝居…国会空転トップ会談で定数削減法案に“白旗”も「今時点で取り下げない」と強がるワケ