著者のコラム一覧
永田宏前長浜バイオ大学コンピュータバイオサイエンス学科教授

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。

【総合感冒薬の処方量】県民1人当たりの日本一は山口県

公開日: 更新日:

 総合感冒薬の処方量を都道府県別にみると、実に3倍近い格差があることが分かります。県民1人当たりの処方量がもっとも多いのは山口県(5・5包・錠)。もっとも少ないのは山形県(2・0包・錠)でした。

 総合感冒薬は単価が安いので、病院で数日分を処方してもらっても、患者負担は100円から200円ほどにしかなりません。ただし病院に行けば、初診料や検査料がかかりますし、ほかのクスリも処方されるかもしれません。さらに調剤薬局で、「調剤料」や「指導料」などが発生します。市販のかぜ薬を買うのと、どちらが得かは微妙なところです。むしろ市販薬のほうが、安くつく場合が多いかもしれません。

 政府は、副作用が少なく、効き目が安定している薬剤の、市販薬への転換を進めています。いままで医師しか処方できなかった「医療用医薬品」を、一般のドラッグストアなどで自由に買えるようにしたものは「スイッチOTC薬」と呼ばれています。OTCは「over the counter」の略。つまり「薬局のカウンターで誰でも買える」という意味です。ロキソニンやバンテリンは、その代表格です。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  2. 2

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 5

    広島・大瀬良は仰天「教えていいって言ってない!」…巨人・戸郷との“球種交換”まさかの顛末

  1. 6

    広島新井監督を悩ます小園海斗のジレンマ…打撃がいいから外せない。でも守るところがない

  2. 7

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 8

    令和ロマンくるまは契約解除、ダウンタウンは配信開始…吉本興業の“二枚舌”に批判殺到

  4. 9

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  5. 10

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か