初の人間ドックで発見 DJ KOOさん脳動脈瘤で家族が一つに

公開日: 更新日:

「脳の血管がいつ破裂するかわからない」という状況下にいる心境は、言葉では言い表せません。「あと何週間かしたら自分の存在がなくなるかもしれない」と思って、生まれて初めて人生が見えなくなりました。

「脳動脈瘤」が発見されたのは今年の9月。テレビ東京系の「主治医が見つかる診療所」という番組の収録で訪れた病院でのことでした。仮にこれがあと1カ月先の出来事だったら、今こんなに元気ではいられなかったかもしれません。

 人間ドックは人生初の経験でした。脳動脈瘤がわかったのはMRAという検査です。「左目の視神経の後ろの動脈に7・8ミリの瘤がある」とのことでした。しかも、その瘤にさらに瘤が発生した状態になっていて、いつ破裂してもおかしくない危険なレベルだったようです。医師からは「これはすぐに手術した方がいい。私の身内なら今すぐ手を引いて病院に連れていきます」と言われました。

 症状らしきものは何もなく、これまで仕事を休むということもありませんでした。ただ、片頭痛が頻繁にあって、「自分は頭痛持ちだ」と思っていたのです。それが術後に片頭痛がなくなり、気のせいか視野もすっきりしました。やはり動脈瘤の影響があったんですね。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ヤクルト村上宗隆と巨人岡本和真 メジャーはどちらを高く評価する? 識者、米スカウトが占う「リアルな数字」

  2. 2

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  3. 3

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  4. 4

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  5. 5

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  1. 6

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  2. 7

    豊作だった秋ドラマ!「続編」を期待したい6作 「ザ・トラベルナース」はドクターXに続く看板になる

  3. 8

    巨人・岡本和真の意中は名門ヤンキース…来オフのメジャー挑戦へ「1年残留代」込みの年俸大幅増

  4. 9

    悠仁さまは東大農学部第1次選考合格者の中にいるのか? 筑波大を受験した様子は確認されず…

  5. 10

    中山美穂さんが「愛し愛された」理由…和田アキ子、田原俊彦、芸能リポーターら数々証言