もしかして「五月病」かも? 疑ってみるべき症状と対策法

公開日: 更新日:

【Q】新しい部署に異動して約1カ月、気分が落ち込み、夜もぐっすり眠れません。もしかして五月病? このまま「うつ病」になってしまうのではないかと心配です。 (40代・男性)

【A】新入社員がGW明けに訴える心身の不調を俗に「五月病」と言いますが、「発症」するのは新入社員とは限りません。異動や転勤、転職などで環境が変われば、ベテラン社員にも起こります。昇進して責任ある立場に就いた人、職場は同じでも上司が代わった人などにもよく見られます。

 いわゆる五月病は、症状も程度も人によって幅があり、一概に病気とは言えません。医学用語で言えば、「適応障害」の範囲と考えられます。

 環境が変化したばかりの時は、右も左も分からず毎日必死。しかし1カ月ほど経って慣れてくると、ふと「このままでいいんだろうか?」などと不安になります。その不安がストレスとなり、心身のさまざまな不調を引き起こすのです。GW中にいろいろと考えてしまい、連休明けに会社に行くのが嫌になったりする人もいます。

 何となく気分が落ち込む、やる気が出ないといった「うつ状態」に加え、頭痛や動悸、不眠などの身体症状もあります。多くは環境に適応するにつれて解消していきますが、まれに長期化してうつ病に発展する場合もあります。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々