宝塚退団し過食症に 真織由季さんとストレスケアの出会い

公開日: 更新日:

■29歳で退団、今度は「過食症」に

 徳島にいる知り合いの精神科医に事情を話すと「症状が出たら飲んで」と言われ、2種類の精神安定剤を処方されました。一方は軽めで、もう一方は重めの眠たくなる薬。後者はほとんど飲みませんでしたが、前者は時々飲んでいました。 

 その頃にはもう「拒食」の症状が出ていて体重が激減。「食べると吐き気がくる→吐き気の恐怖で過呼吸になる→また倒れる」と考えてしまい、とにかく食べるのが嫌だった。そうやって、肉体的にも精神的にも追い詰められました。

 トップスターになりたい。でもこれ以上、迷惑はかけられない……。2度目の発作が出た時にそう思い、29歳で退団しました。でも、それですべてが解決したわけではありません。退団後3~4年経ったある日、今度は「過食症」になったんです。

 ありがたいことに女優としてお仕事はたくさんいただくのですが、いかんせんどんどん太ってしまい、事務所にも家族にも「痩せろ」と言われる始末。でも、いくらダイエットしてもすぐリバウンドしてしまうのです。後々、友人から「あの頃は食べるスピードが尋常じゃなかった」と指摘されました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋