宝塚退団し過食症に 真織由季さんとストレスケアの出会い

公開日: 更新日:

 勉強を始めて1カ月ほどで、苦しんできた不定愁訴がどんどんなくなっていきました。過呼吸は最後まで残りましたが、それも5年ほど前には消え、今は何の症状もありません。

 現在は「ホメオストレッチ」という筋肉から脳へアプローチするトレーニングを実践しています。簡単に言えば、脳の疲れを取る運動です。抗重力筋という重力にあらがう筋肉が脳のストレスと関連しているんです。

 こんなふうにいろいろなことを学ぶきっかけになったのは病気のおかげです。「すべての体験に意味がある」と思えるようになり、いいことも悪いこともすべてありがたく感じます。宝塚で倒れたこともよかったと思っています。あのままトップスターになれていたとしても、傲慢な人間になっていたかもしれませんから(笑い)。

▽まおり・ゆき 1967年、神奈川県生まれ。86年に宝塚歌劇団に入団し男役スターとして脚光を浴びるも96年に退団。その後はミュージカルを中心に舞台で活躍している。一方で自身の経験からストレスケアを学び、カウンセラーとしても活動。日本アンチエイジング歯科学会常任理事、JenneVBM宝塚受験クラス講師なども務める。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは