健康は足元から 整形外科医が教える体にいい靴の選び方

公開日: 更新日:

 GWまであと2週間。行楽に備えて靴を買い替える人も多いはず。ついついおしゃれ重視の靴選びをしてしまいがちだが、老化で足の機能が衰える中高年はもちろん、若い人でも靴が原因でトラブルを抱えないとも限らない。日本整形外科学会認定専門医で「みずい整形外科」(東京・祐天寺)の水井睦院長に正しい靴の買い方を聞いた。

「靴にはさまざまな機能が求められます。衝撃を緩和する衝撃緩和性、関節の過度の動きを抑制する安定性、足の動きに追随するフィット性、靴内の温度や湿度を調整する通気性、体への負担を軽くする軽量性、しっかり路面を捉えるグリップ性、足の曲がりに追随する屈曲性、さらには耐久性です」

 足に合った靴を選ばなければこれらの機能が十分発揮できず、ケガや病気を招きかねない。

「例えば、足の甲やかかとの部分がしっかりしていない靴だと足首が固定されず捻挫が心配です。足首が内側に曲がり過ぎてかかとが内反して起こる捻挫が起きやすいのです」

 捻挫は関節が可動域を超える動きをしたときに起き、関節を包む関節包、骨と骨をつなぐ靱帯、その周辺の筋肉などに損傷を負う。中高年には履きやすくて脱ぎやすい靴が人気だが、考えものだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    JリーグMVP武藤嘉紀が浦和へ電撃移籍か…神戸退団を後押しする“2つの不満”と大きな野望

  2. 2

    広島ドラ2九里亜蓮 金髪「特攻隊長」を更生させた祖母の愛

  3. 3

    悠仁さまのお立場を危うくしかねない“筑波のプーチン”の存在…14年間も国立大トップに君臨

  4. 4

    田中将大ほぼ“セルフ戦力外”で独立リーグが虎視眈々!素行不良選手を受け入れる懐、NPB復帰の環境も万全

  5. 5

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  1. 6

    FW大迫勇也を代表招集しないのか? 神戸J連覇に貢献も森保監督との間に漂う“微妙な空気”

  2. 7

    結局「光る君へ」の“勝利”で終わった? 新たな大河ファンを獲得した吉高由里子の評価はうなぎ上り

  3. 8

    飯島愛さん謎の孤独死から15年…関係者が明かした体調不良と、“暗躍した男性”の存在

  4. 9

    巨人がもしFA3連敗ならクビが飛ぶのは誰? 赤っ恥かかされた山口オーナーと阿部監督の怒りの矛先

  5. 10

    中日FA福谷浩司に“滑り止め特需”!ヤクルトはソフトB石川にフラれ即乗り換え、巨人とロッテも続くか