正しい「タイミング法」は 月経が始まって12日目がベスト

公開日: 更新日:

 妊活を始める際に、「基礎体温を測る」や「タイミング法」という言葉をよく耳にする。自然妊娠を高めるために行うことだが、男性もよく理解していないと失敗する。不妊治療専門施設「はらメディカルクリニック」(東京都渋谷区)の原利夫院長が説明する。

女性の排卵日は月に1回。しかも、卵子の寿命は24時間で、うち受精可能時間はせいぜい12時間です。タイミング法とは、その排卵に合わせて性交をする方法です。そして、排卵のタイミングを計るのに最も一般的なのが基礎体温表をつけることです。女性の体温は月経(生理)周期やホルモンバランスとともに変動していて、毎朝同じ時間に測ってグラフをつけることで、排卵日をある程度、予測できるのです」

 基礎体温とは、体が安静時の体温のこと。その状態に最も近いのが、朝起きてすぐ。寝床で体を動かさないうちに測定する。正常であれば基礎体温は低温期(月経から約2週間)と高温期に分かれ、その境目で排卵が起こる。

 基礎体温表と並行して、補助的に市販の検査薬を使うのもいい。尿中の黄体化ホルモンの濃度を測る検査で、陽性反応が出てから40時間後に排卵が起こるという。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志氏はパチプロ時代の正義感どこへ…兵庫県知事選を巡る公選法違反疑惑で“キワモノ”扱い

  2. 2

    タラレバ吉高の髪型人気で…“永野ヘア女子”急増の珍現象

  3. 3

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 4

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  5. 5

    《#兵庫県恥ずかしい》斎藤元彦知事を巡り地方議員らが出しゃばり…本人不在の"暴走"に県民うんざり

  1. 6

    シーズン中“2度目の現役ドラフト”実施に現実味…トライアウトは形骸化し今年限りで廃止案

  2. 7

    兵庫県・斎藤元彦知事を待つ12.25百条委…「パー券押し売り」疑惑と「情報漏洩」問題でいよいよ窮地に

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    大量にスタッフ辞め…長渕剛「10万人富士山ライブ」の後始末

  5. 10

    立花孝志氏の立件あるか?兵庫県知事選での斎藤元彦氏応援は「公選法違反の恐れアリ」と総務相答弁