慢性心不全の息切れや呼吸困難 運動能力の低下に原因あり

公開日: 更新日:

 慢性心不全になると、速足で歩いたり坂道や階段を上った時、息切れや呼吸困難が生じる。この原因を心臓の機能障害と考えがちだが、必ずしもそうではない。

「関係しているのは運動能力です。米国では、心臓移植のウエーティングリストに載るには運動能力がどれくらい低下しているかが重要。なぜなら、慢性心不全では心機能の悪い人ではなく、運動能力の低い人が早く亡くなるからです」

 運動能力は2つの要素で決まる。1つは「酸素輸送能」といって、心臓からどれだけ骨格筋に酸素を送れるか? もう1つは、送られてきた酸素をどれくらい利用して体を動かせるか?「酸素利用能」という。

「慢性心不全で酸素輸送能が落ちてくると、それをどううまく使うか、つまり酸素利用能が運動能力を左右します。酸素利用能の改善が運動能力アップにつながります。体を動かせるようになり、骨格筋の質と量の向上や、デコンディショニングや廃用症候群の改善になるのです」

■薬では対処不可能

 酸素輸送能を良くするには、強心薬や血管拡張薬などがある。しかし、酸素利用能に関しては、薬はない。唯一の方法が、運動だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    TBS「ラヴィット!」の“テコ入れ”に不評の嵐! グダグダぶりを楽しむ独自性損失で視聴者離れ加速危機

  2. 2

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  3. 3

    「オールスター感謝祭」で“ブチギレ説教” …島崎和歌子は今や「第2の和田アキ子」の域

  4. 4

    NHK朝ドラ「風、薫る」巻き返しを阻む“最大のネック”…見上愛&上坂樹里Wヒロインでも苦戦中

  5. 5

    米国とイランが2週間の停戦合意も日本は存在感ゼロ…お粗末すぎた高市外交を識者「完全失敗」とバッサリ

  1. 6

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  2. 7

    高市政権が非情の“病人切り捨て”強行で大炎上! 高額療養費見直し「患者の意向に沿う」は真っ赤なウソ

  3. 8

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  4. 9

    JFAは森保一氏の“囲い込み”に必死 W杯後の「次の日本代表監督」のウワサが聞こえない謎解き

  5. 10

    『エニイ・タイム・アット・オール』1964年のジョンのギターを聴くだけで元気が出る