慢性心不全の息切れや呼吸困難 運動能力の低下に原因あり

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 家族や自分が心筋梗塞を起こした場合、過度な安静は禁物だ。先月「日本心臓リハビリテーション学会学術集会」が行われた。「慢性心不全を心肺運動負荷試験で診る」をテーマに教育講演を行った同学会副会長の榊原記念病院顧問・伊東春樹医師に話を聞いた。

 現在、慢性心不全の患者が急増。団塊世代が80代を迎える2030年には、心不全患者であふれ返る「心不全パンデミック」が到来するだろうといわれている。

「心筋梗塞や狭心症など急性期の心臓病に対する治療技術は向上しており、適切に病院へ搬送されれば命を落とすことは少なくなりました。ところが“その後”の治療が行われていない。慢性心不全が増え、本来は期待できた寿命を全うできない結果を招いています」

 心不全とは、心筋梗塞をはじめとする心臓病などで心臓の働きが悪くなり、体の要求を満たせない状態をいう。

 急に起こるものが「急性心不全」。それによって「動けない・動かない」が続き、自律神経異常、デコンディショニング(全身の働きの調節異常)、廃用症候群(体を動かさないでいることによる障害)、骨格筋の質・量の変容などが起こる。これを「慢性心不全(症候群)」という。

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