「新鮮」に落とし穴…旬の魚に潜む寄生虫と食中毒への対処

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 アニサキスが寄生した魚介類を生で食べると、8時間から十数時間後にみぞおちの激しい痛み、嘔吐などの症状が出る。これは、本来は寄生する動物ではないヒトの胃の中は強酸性である胃酸が分泌され、アニサキスはこの環境から逃れるために胃粘膜壁に潜り込むと考えている人もいる。アニサキスが胃粘膜壁に潜り込むことで胃に激痛が起きる。これを「アニサキス症」と言う。今のところ死亡例の報告はない。

「胃のアニサキスの治療は、胃粘膜壁に潜り込んでいる幼虫を内視鏡を使って摘出します。アニサキスが腸に進むと腸閉塞を起こすことも。その場合は開腹手術になる場合もあります」

 また、アニサキス自体がアレルゲンとなって発症する「アニサキスアレルギー」もある。この場合、アニサキスが死んでいるにもかかわらずアレルギー反応を起こすことがあり、他のアレルギー同様、アナフィラキシーショックを起こす場合もある。一度アニサキスでアレルギー反応を起こしている人は、アニサキスが寄生しやすい魚介類は避けるなどの注意が必要だ。

■加熱か冷凍で予防できる

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