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永田宏前長浜バイオ大学コンピュータバイオサイエンス学科教授

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。

老後の生活設計の参考にすべき 「平均余命」とは何か?

公開日: 更新日:

「年齢+平均余命」は平均寿命よりも長くなります。平均余命の計算は、その年齢で生存している人だけを対象とするからです。すでに亡くなっている人は、計算に含まれません。当然、その分だけ長く出るのです。

 同じ理屈で、年齢が高いほど「平均余命+年齢」が延びていきます。60歳で存命中の男性の平均余命は23.72年(83.72歳まで)、70歳では15.73年(同85.73歳まで)、80歳では8.95年(同88.95歳まで)といった具合です。

 逆に年齢が下がると「年齢+平均余命」と平均寿命の差が減っていきます。40歳男性では42.05年(同82.05歳)で、平均寿命との差は0.96歳に過ぎません。つまり40代や50代では、平均余命を参考にしようと平均寿命を参考にしようと、大きな違いは生じません。

 では我々はいったい、どの数字を参考に、人生のゴールを設定すればいいのでしょうか。

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