1年間で0.18歳延びる 実用的な「平均寿命」とは
                         厚生労働省の平均寿命も平均余命も、我々の老後の長さを知る上で、ほとんど参考になりません。しかしもっと単純で分かりやすい推定方法があります。
 2017年(平均年齢81.09歳)に50歳だった男性(Aさん)を例にしましょう。あと約30年(正確には31.09年)生き続けると、Aさんはほぼ平均寿命に達することになります。
 ところが平均寿命は延び続けているのです。過去30年間で見ると、1年間に約0.18歳のペースで延びてきました。今後もこのペースで延び続けると仮定すると、Aさんが80歳に到達したとき、平均寿命は約86.5歳になっている計算になります。
 さらに頑張って86歳になったときには、平均寿命もさらに延びて約87.6歳になります。計算すると、Aさんが平均寿命に追いつくのは87.9歳に達したときになるのです。
 ちなみにAさんは1967年生まれです。したがって逆に、1967年生まれの男性の本当の平均寿命は87.9歳だと言っても間違いではないでしょう。というよりも、厚労省の平均寿命や平均余命よりも、ずっと実用的です。
                    

 
                             
                                     
                                        

















 
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
         
         
         
         
         
         
         
         
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                