著者のコラム一覧
永田宏長浜バイオ大学元教授、医事評論家

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。

男性に罹患が多い理由のひとつ Y染色体を失うとがんになる

公開日: 更新日:

 しかし、細胞ががん化した結果なのか、それとも原因なのかは分かっていませんでした。それがこの研究によって、どうやらY染色体の喪失が、がん化の原因のひとつではないか、ということになってきたのです。

 また最近、同じスウェーデンの研究チームが、Y染色体喪失とアルツハイマー病の関係を論文にまとめて発表しました。Y染色体が減るほど、アルツハイマー病のリスクが上がるというのです。

 Y染色体は胎児を男子にする働きだけを担っていると考えられてきたのですが、どうやらその常識の転換が迫られているようです。まだ詳しいメカニズムは分かっていませんが、Y染色体は男性を重大な病気から守る役割を担っているらしいのです。

 ちなみに女性(XX型)は、まったく異なるメカニズムで病気から守られていますが、それは次週に回しましょう。

 そんな大切なY染色体を、われわれ男性はどうやって守っていったらいいのでしょうか。残念ながら、いま分かっているのは、「喫煙者ほどY染色体が失われやすい」ということだけです。気になる人は、きょうからでも禁煙を始めてみてはいかがでしょうか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 2

    川口春奈「食べ方が汚い」問題再燃のお気の毒…直近の動画では少しはマシに?

  3. 3

    あの人「なんか怖い」を回避する柔らかな言葉遣い

  4. 4

    自分探しで“変身”遂げたマリエに報道陣「誰だかわからない」

  5. 5

    (1)高齢者の転倒は要介護のきっかけになりやすい

  1. 6

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 7

    「誰が殺されてもおかしくない」ICE射殺事件への抗議デモ全米で勃発

  3. 8

    解散総選挙“前哨戦”で自民に暗雲…前橋出直し市長選で支援候補が前職小川晶氏に「ゼロ打ち」大敗の衝撃

  4. 9

    業績悪化で減収減益のニトリ 事業の新たな柱いまだ見いだせず

  5. 10

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網