増える緑内障 回避のカギは眼底を三次元解析するOCT検査

公開日: 更新日:

 ひどい近視の人は眼球にかかる圧がもともと高いなどの理由から、緑内障を発症すると失明に至るまでのスピードが速い。前視野緑内障の段階で発見し、治療を開始することで、それを食い止められる。OCTは大きい眼科であれば大抵、実施している。

■レーシック経験者は要注意

 注意すべきは、「元近視」でレーシックを受けたことがある人。視力は良くなっても、近視の「眼球に圧がかかりやすい」という点は変わらないため、「現近視」と同様に緑内障が進行しやすい。実際、レーシックで視力が良くなったからと安心し眼科を長く受診していなかったために、緑内障の末期になってから病名が判明するケースは珍しくないという。

「緑内障の末期、つまり視野が欠けるなどの症状が出た段階では、これ以上進行しないように治療の努力をしても、完全に進行を食い止めるのは困難です」

 かつ、レーシック経験者の緑内障は、治療の行いにくさも厄介だ。眼圧は目の玉に空気などを当ててどれくらいへこむかで調べる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  3. 3

    高市内閣の閣僚にスキャンダル連鎖の予兆…支持率絶好調ロケットスタートも不穏な空気

  4. 4

    葵わかなが卒業した日本女子体育大付属二階堂高校の凄さ 3人も“朝ドラヒロイン”を輩出

  5. 5

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    隠し子の養育費をケチって訴えられたドミニカ産の大物種馬

  3. 8

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 9

    高市早苗「飲みィのやりィのやりまくり…」 自伝でブチまけていた“肉食”の衝撃!

  5. 10

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑