【虚血性腸炎】下痢だけでなく重症化すると死に至る場合も

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 GISのひとつである虚血性腸炎は一般的には軽症なケースが多く、休んで腸管の血流が戻れば回復する。しかし、最悪な場合では死亡につながる例もあるという。

「左わき腹付近にある下行結腸は、腸に酸素や栄養を供給している2本の動脈の境目にあって、もともと血流が少ない部位です。脱水や運動によってさらに下行結腸の血流が不足すると、細胞が壊死して腸管を損傷し、腸の中で潰瘍を起こすケースがあるのです。軽症なら入院して絶食すれば回復しますが、壊疽型で腸に深い潰瘍ができて穴が開き、腹膜炎を起こしてそのまま死に至るケースもあります」(江田氏)

 夏に運動するなら、虚血性腸炎などのGISを防ぐことが大切で、そのためには「低FODMAP食」を活用するのが有効だという報告が多い。

 FODMAPとは、「発酵性」があり腸内でガスを産生する「オリゴ糖類」「二糖類」「単糖類」「ポリオール類」のアルファベット表記の頭文字に「AND」を加えて並べたもの。これらの糖質を避けた食事が低FODMAPになる。果物なら、リンゴやスイカは高く、バナナ、イチゴ、ブドウ、レモンなどは低い。野菜はゴボウ、大豆、ネギ、ニンニク、タマネギが高く、トマト、ニンジン、ホウレンソウは低い。飲み物は甘いジュース(果糖ブドウ糖液糖)、牛乳、ウーロン茶が高く、緑茶、紅茶、コーヒーは低FODMAPになる。

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