血清総タンパクは肝機能の目安 過激な減量で数値が急降下

公開日: 更新日:

 尿タンパクの有無は、腎機能をチェックする上で重要な指標です。では血液中のタンパク質を示す血清総タンパクは、何を示すでしょうか。肝機能を知る手掛かりになります。

 血液の液体成分である血漿から、血液凝固に関わるタンパク質のフィブリノーゲンを除いたものが血清。その中にはアルブミンとグロブリンという2種類のタンパク質が含まれていて、主にそれらを合わせたものが血清総タンパクです。大体、アルブミンが6割、グロブリンが2割で、残りの2割は微量タンパクが占めます。

 検査結果で総タンパクが上昇しているときはグロブリンが増加し、逆に、低下しているときはアルブミンが減少しているケースが一般的。数値を見てドキッとするのはアルブミンが極端に下がっていることがあるのです。急性肝炎や肝硬変といった肝臓の一大事が想定されるほどに低いこともまれにあります。

「様子を見ましょう」というのは、もちろん肝機能の検査です。それで肝機能が正常なら問題はありませんが、そうだとすれば、なぜアルブミン値が極端に下がったのか。それは、過度なダイエットの影響です。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景