血清総タンパクは肝機能の目安 過激な減量で数値が急降下

公開日: 更新日:

 アルブミンは、栄養状態を反映するタンパク質で、ダイエットでタンパク質の摂取量が著しく減ると、数値が低下しやすい。そういう数値は、女性に多いものの、最近は男性も珍しくなくなっています。糖質オフダイエットが定着し、糖質だけでなく、肉や魚、野菜など全体的な摂取量を減らす人がいて、ダイエットが行き過ぎることがあるのです。

 急性腎炎やネフローゼ症候群など腎機能の異常でも、総タンパクが下がることがあります。その場合は、タンパク尿の有無で判定し、「-」なら大丈夫です。

 再検査で採血するときは、採血時の体位も重要で、寝た姿勢で採決すると座っているときより数値が5%ほど低くなります。立った状態だと、逆に8%高くなる。そういうことはあまりないでしょうが、頭に入れておいてください。

 グロブリンの増加によって総タンパクが上昇しているときは、感染症が疑われます。検査の前の日に胃腸炎などで下痢や嘔吐をして脱水状態があると、相対的にタンパク質の比率が上昇するでしょう。次に念頭におくことは肝硬変と慢性肝炎ですが、肝機能検査が正常ならば除外できます。

(梅田悦生・赤坂山王クリニック院長)

【連載】医師の常套句「様子を見ましょう」の真意

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    北島三郎(3)「北島ファミリー」の長女・原田悠里が語る御大

  2. 2

    豊昇龍が長期離脱で大の里までピンチ! “ひとり横綱”の重圧で「共倒れ」にならないか

  3. 3

    菊池風磨はジャニー喜多川氏の“推薦”もあって慶大総合政策学部に進学 仕事の合間に1日10時間の猛勉強

  4. 4

    北島三郎(2)2018年に次男が急逝「息子だけど、音楽の、とても良い仲間でもあった」

  5. 5

    SNSで大バズリ! 高市首相の「激ヤバ発言動画」発掘がブームに…中には悪質な切り取りも

  1. 6

    『ヘイ・ブルドッグ』ポールの見事なアドリブに感じるコーラスグループのすごみ

  2. 7

    有望高校球児の進路事情に異変! 青学大は「ドラフト指名と同等の価値」「明大より上」とプロスカウト

  3. 8

    KDDIが楽天モバイルへの「ローミング」終了でライバルの“品質低下”を狙い撃つ

  4. 9

    新庄日本ハム舵切り「2位シフト」 騙し騙し起用の万波中正をついに登録抹消

  5. 10

    東京・銀座、KK線再生で誕生、東京スカイコリドーは高さ8.5メートル天空の遊歩道