著者のコラム一覧
尾上泰彦「プライベートケアクリニック東京」名誉院長

性感染症専門医療機関「プライベートケアクリニック東京」院長。日大医学部卒。医学博士。日本性感染症学会(功労会員)、(財)性の健康医学財団(代議員)、厚生労働省エイズ対策研究事業「性感染症患者のHIV感染と行動のモニタリングに関する研究」共同研究者、川崎STI研究会代表世話人などを務め、日本の性感染症予防・治療を牽引している。著書も多く、近著に「性感染症 プライベートゾーンの怖い医学」(角川新書)がある。

【子宮奇形】全体の5%に見られ「不育症」の原因になる

公開日: 更新日:

 体の外部に現れている外性器の生まれつきの形態異常(奇形)は男女ともに大変多いのですが、女性の子宮奇形も全体の5%程度に見られます。子宮奇形があっても普通に妊娠・出産できますが、不育症のリスク因子のひとつとされています。

 不育症とは、妊娠はできても、流産や死産、新生児死亡などを繰り返して子供を得られない状態をいいます。

 子宮奇形は自覚症状がほとんどないため、何かの理由で婦人科の検査を受けた時に偶然、発見されることが多いようです。子宮は普通、腟の入り口を頂点とすると子宮の内腔が逆三角形のような形をしていますが、子宮奇形は主に次のような種類があります。

◆「重複子宮」 独立した子宮が2つ存在している。腟が2つあることもある。
◆「双角子宮」 最も多いタイプで、子宮は1つだが内腔が2つに分かれていたり、内腔がハート形にくびれていたりする。
◆「弓状子宮」 子宮底部(内腔の上の部分)が少しくびれている。
◆「中隔子宮」 子宮は1つだが内腔が壁で仕切られている。

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