血液は血管のほころびを治し、外敵の侵入を防いで監視する

公開日: 更新日:

 血液は体を潤す川の水のようなもので、その流れがなくなると体は干からび、病気になってしまいます。血液を知ることは健康を維持するための原点なのです。それではまず、血液メカニズムの基本をおさらいしておきましょう。

 血液は血管の中を巡り、体の隅々に酸素や栄養を送り続けている赤色の液体です。これは100歳を越えても、一秒も休むことがありません。

 その血液は、体重の約13分の1を占めていますので、もし60キロの体格なら、約5リットルの血液が流れている計算になります。一升瓶にしますと、3本分ぐらいでしょうか。

 これだけの血液が、心臓から1秒間に40~50センチ、時速に換算すると1・4~1・8キロの速さで流れ出しています。高齢者がゆっくりと歩いている速度です。ただし血液が毛細血管に入ると、速度はゆっくりとした流れに変化します。こうして1日に流れる血液の量が、ドラム缶にしたら約40個分にもなります。

 血液は体の中を流れながら、血管のほころびを治し、外敵の侵入を防ぐ監視役という重要な役割も務めます。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・大山悠輔「5年20億円」超破格厚遇が招く不幸…これで活躍できなきゃ孤立無援の崖っぷち

  2. 2

    織田裕二がフジテレビと決別の衝撃…「踊る大捜査線」続編に出演せず、柳葉敏郎が単独主演

  3. 3

    兵庫県・斎藤元彦知事を待つ12.25百条委…「パー券押し売り」疑惑と「情報漏洩」問題でいよいよ窮地に

  4. 4

    W杯最終予選で「一強」状態 森保ジャパン1月アジア杯ベスト8敗退からナニが変わったのか?

  5. 5

    悠仁さまは東大農学部第1次選考合格者の中にいるのか? 筑波大を受験した様子は確認されず…

  1. 6

    指が変形する「へバーデン結節」は最新治療で進行を食い止める

  2. 7

    ジョン・レノン(5)ジョンを意識した出で立ちで沢田研二を取材すると「どっちが芸能人?」と会員限定記事

  3. 8

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  4. 9

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  5. 10

    「踊る大捜査線」12年ぶり新作映画に「Dr.コトー診療所」の悲劇再来の予感…《ジャニタレやめて》の声も