著者のコラム一覧
小林ひろみメノポーズカウンセラー

メノポーズカウンセラー。NPO法人更年期と加齢のヘルスケア会員。潤滑ゼリーの輸入販売会社経営の傍ら、更年期に多い性交痛などの相談に乗る。

今でも全力でセックスを楽しめめている熟年夫婦の共通点

公開日: 更新日:

 心からセックスを楽しめたことがない――。セックスで痛い人の多くは、こう言います。しかし、それを心底不思議がる友人が身近にいます。

 友達のRは高校時代からの同級生と付き合い結婚。今年で53歳ですが、夫とのセックスは、いつでも全力で楽しめているそうです。

「全力」という言葉を理解できない私に、「終わった後は2人とも抜け殻になる」と笑うR。夫婦2人暮らしなので、思う存分に声をあげ、畳の上を転がりながら楽しむそう。そして、お互いが本当にしたいと思う時だけしようと約束していて、ついにセックスしたい気分が2人重なる日が1年に1回になってしまった。でも、全力で何度も気持ちよくなるセックスだから問題ないという驚きの言葉。30年も続く付き合いで楽しさを維持する秘訣を聞くと、普段の会話が多く、お互いにオープンに話せると言います。同い年でも夫婦でお互いを尊重し、気に掛け合うすてきな夫婦です。

 3人の子持ちのAさんは、子供が留守の時は、夫とベッドルーム以外でのプレーを楽しむという仲良しぶり。Rと同様、夫婦の会話が多く、セックスについてもオープンにしていると言います。大病を患ったAさん。病後、回復しても一時セックスをする気力がなくなった時も、再開する心の準備ができた時も、率直に夫に伝えたそうです。夫も仕事が忙しい時は「残業続きだから察してね」ではなく、きちんと言葉で「しばらくセックスできない」と伝える。「面倒だけど、相手を気に掛けるコミュニケーションの努力なしで、楽しいセックスはできない」と、Aさんは私にアドバイスしてくれました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    (1)長嶋茂雄氏の「逆転巨人入り」は、銚子の料亭旅館の仲居さんの一言から始まった

  2. 2

    「時代と寝た男」加納典明(17)病室のTVで見た山口百恵に衝撃を受け、4年間の移住生活にピリオド

  3. 3

    佐藤輝明&森下翔太の覚醒で阪神「歴史的大記録」達成の予感…実現すれば40年ぶりの快挙

  4. 4

    今秋ドラフトで割食う巨人…“恋人”の創価大・立石正広が「ミスターの後継者」候補と評価急上昇

  5. 5

    長嶋茂雄さんの「まさかの一言」で高級ブランドショップ店員は素っ頓狂な声をあげ目を白黒させた

  1. 6

    北川景子が味わった二度の挫折 仕事の間にロケバス内の猛勉強で明治大商学部に合格した努力家

  2. 7

    三山凌輝がNYライブで復帰もファン真っ二つ…プロデューサーSKI-HIの“1億円頂き男子”擁護は正解か

  3. 8

    「こっちのけんと」の両親が「深イイ話」出演でも菅田将暉の親であることを明かさなかった深〜いワケ

  4. 9

    亡き長嶋茂雄さんの長男一茂は「相続放棄」発言の過去…身内トラブルと《10年以上顔を合わせていない》家族関係

  5. 10

    巨人「松井秀喜監督」は完全消滅か、可能性あるか…恩師・長嶋茂雄さんは誰よりも願っていた