日食を見て目が焼けた…視力が低下し社会的失明の可能性も

公開日: 更新日:

「とにかく、網膜を焼かないようにすること。それに尽きます」

■サングラスをかけても駄目

 具体的に、絶対にしてはいけない部分日食の見方は、「肉眼で見る」「望遠鏡や双眼鏡で見る(日食観察用の望遠鏡などは別)」「色付き下敷きやCDを通して見る」「サングラスやゴーグルを着けて見る」「日食グラスを使って望遠鏡や双眼鏡で見る」。

「サングラスやゴーグルは“これなら大丈夫だろう”と思ってしまう人が珍しくありません。サングラスなどは紫外線対策には有効です。しかし、太陽光のうち紫外線が占める割合は5%ほどで、それ以外の光はサングラスではカットできません」

 安全に部分日食を見るには、日食専用のグラスや遮光板を使うことが必要。今回の部分日食は、東京の場合、16~18時に起こる。薄暗いため、光が見えにくいからと、日食専用グラスを通さず直接見たくなるが、それはやってはいけない。

「日食を見続けるのもお勧めできません。1分ほど見たら十数分、日食以外のものを見て、また日食を見る。目にダメージを与えない方法で、部分日食を楽しんでください」

 取り返しがつかないことにならないように。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    映画「国宝」ブームに水を差す歌舞伎界の醜聞…人間国宝の孫が“極秘妻”に凄絶DV

  2. 2

    「時代と寝た男」加納典明(22)撮影した女性500人のうち450人と関係を持ったのは本当ですか?「それは…」

  3. 3

    輸入米3万トン前倒し入札にコメ農家から悲鳴…新米の時期とモロかぶり米価下落の恐れ

  4. 4

    くら寿司への迷惑行為 16歳少年の“悪ふざけ”が招くとてつもない代償

  5. 5

    “やらかし俳優”吉沢亮にはやはりプロの底力あり 映画「国宝」の演技一発で挽回

  1. 6

    参院選で公明党候補“全員落選”危機の衝撃!「公明新聞」異例すぎる選挙分析の読み解き方

  2. 7

    「愛子天皇待望論」を引き出す内親王のカリスマ性…皇室史に詳しい宗教学者・島田裕巳氏が分析

  3. 8

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  4. 9

    松岡&城島の謝罪で乗り切り? 国分太一コンプラ違反「説明責任」放棄と「核心に触れない」メディアを識者バッサリ

  5. 10

    慶大医学部を辞退して東大理Ⅰに進んだ菊川怜の受け身な半生…高校は国内最難関の桜蔭卒