著者のコラム一覧
シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

米デューク大が14のマスクを徹底比較 NGマスクはどれだ?

公開日: 更新日:

 コロナ感染者500万人、死者16万人(8月中旬)を超えるアメリカでは、いまだに国民の3割がマスクを全く、あるいはめったに着用しておらず、医療関係者は頭を抱えています。

 そこで注意喚起も兼ねて話題になっているのが、マスクは人間の鼻や口から出るコロナウイルスを含む飛沫(ひまつ)の拡散を防ぐのに効果があるだけでなく、その素材によって防止効果が異なるという調査結果です。

 デューク大学の研究チームは14の異なるマスクで実験。その中にはコロナ病棟で使用される「N95マスク」から、アメリカ人がよくマスク代わりに利用する「バンダナ」も含まれています。

 最も効果があるのは当然のごとく医療用のN95マスク。2位はやはり医療用に使われる表面がブルーのサージカル(手術用)マスクでした。続いて、ポリプロピレン素材をコットンで挟んだ3層式の布マスク、そして合成素材が2層になった布マスク。100%コットンの手作りマスクも飛沫を防ぐ効果はありますが、身に着ける人の声の大きさやヒゲの有無などで結果が異なりました。

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