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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

子供のコロナウイルス量 大人の重症患者より多いと判明

公開日: 更新日:

 ニューヨークでは9月の新学期を前に、授業をどうするかで揺れています。感染した無症状の子供がウイルスをばらまく可能性が、考えられていたよりずっと高いことが分かったからです。

 注目を集めているのは、小児科の学会誌「ジャーナル・オブ・ピディアトリック(The Journal of Pediatrics)」に掲載されたマサチューセッツ総合病院での研究結果です。それによれば、対象となった0歳から22歳までの192人のうち49人が陽性で、無症状の感染者の気道から検出されたコロナウイルスの数が大人の重症患者より多かったというのです。

 子供は感染しても重症化する率は低いとはいえ、無症状でも周囲にウイルスをばらまく「サイレントスプレッダー」となる可能性があります。特に感染して最初の2日間が他人に感染させる確率が最も高くなるとしています。

 アメリカは州によっては8月から新学期が始まる学校も多く、開始と同時に感染者が続出し、早くも一部閉鎖に追い込まれたところがあります。

 一方ニューヨークでは感染率が1%を割っているため、9月からは教室での授業とオンラインを組み合わせたハイブリッド方式を採用すると決めていました。約75%の生徒がこの方式を選択、残り25%がオンラインだけの授業を希望していて、それぞれ希望通りの授業を受けられることになっています。

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