自由診療のPCR検査は2万~4万超が相場…精度に差はある?

公開日: 更新日:

 一方、保険が適用されない自由診療でPCR検査を受ける場合、2万~4万円超の費用が相場になっている。

 決して安いとはいえない金額だけに、せっかく検査するなら正しく受けたい。

■どの医療機関で受けても問題ない?

 PCR検査は鼻の奥や喉、唾液から検体を採取して、目的のウイルスだけが持つ特定の遺伝子を増幅させて感染の有無を調べる方法だ。1986年に発明されて以来、遺伝子研究では欠かせない技術で、基礎研究はもちろん、感染症の診断や科学捜査に至るまで幅広く活用されている。

「遺伝子を増幅させるには専用の試薬や機器が必要で、検体は設備が整った医療機関や検査施設に運ばれます。登場から30年以上経っていることもあって、検体から遺伝子を抽出したり、増幅させるための試薬や専用機器などの検査に使われる機材は、一定の水準にあるものが揃っています。ですから、どの医療機関でPCR検査を受けても、精度に大きな差はありません」(岡山大学病院薬剤部の神崎浩孝氏)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  2. 2

    マエケンの「DeNA入り」が急浮上! 古巣広島まさかのNO、巨人はマー君が足かせで動けず

  3. 3

    DeNA次期監督候補に谷繁元信氏が浮上…南場智子オーナーのイチオシ、本人も願ったりかなったり

  4. 4

    サッカー界で囁かれる森保J・長友佑都の“お役御免”と大物選手の代表復帰

  5. 5

    参政党の党勢拡大に早くも陰り…「聖地」加賀市で“親密”現職市長が惨敗落選の波乱

  1. 6

    公明党が「自民との連立離脱も辞さず」の背景…まさかの“国政撤退”もあり得る深刻事情

  2. 7

    巨人が楽天・辰己涼介の国内FA争奪戦に参戦へ…年齢、実績的にもお買い得

  3. 8

    ドジャースの“朗希タンパリング疑惑”で大迷惑!米29球団&日本プロ球団こぞって怒り心頭の納得理由

  4. 9

    号泣の渋野日向子に「スイングより、歩き方から見直せ!」スポーツサイエンスの第一人者が指摘

  5. 10

    草間リチャード敬太容疑者が逮捕…コンビニバイトと掛け持ちの苦労人だったが横山裕のセレクトに難あり?