唾液による新型コロナPCR検査 受ける側が注意すべきこと

公開日: 更新日:

 今月2日より唾液によるPCR検査が可能となった。ただし希望すれば誰もが受けられるわけではない。発熱などの症状発症から9日以内の有症状者が対象で、保険適用されるという。唾液は、滅菌容器に患者自ら1~2ミリリットルを採取する。採取時間は5~10分以内。検体採取に携わる医療従事者は、サージカルマスクと手袋を装着するだけでいい。

 これまで新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の診断のために広く行われているPCR検査では、鼻咽頭から検体を採取している。しかし、鼻咽頭の奥に綿棒を差し込む際にくしゃみやせきを誘発してしまう場合があり、検体採取時に医療従事者が感染リスクにさらされる。このため、採取する医療従事者は、サージカルマスクと手袋に加え、ゴーグルやフェイスシールドといった眼の防護具、長袖ガウンを装着する必要がある。

 しかし、今回唾液によるPCR検査が認められたことで、検体を採取する側もされる側も負担が軽くなるという。そのこと自体は歓迎だが、鼻咽頭や喀痰のPCR検査に比べて唾液はウイルス数が少なく、鼻咽頭や喀痰では陽性でも唾液では陰性となるケースはないのか?

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  2. 2

    国民民主党の支持率ダダ下がりが止まらない…ついに野党第4党に転落、共産党にも抜かれそうな気配

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    来秋ドラ1候補の高校BIG3は「全員直メジャー」の可能性…日本プロ野球経由は“遠回り”の認識広がる

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  3. 8

    脆弱株価、利上げ報道で急落…これが高市経済無策への市場の反応だ

  4. 9

    「東京電力HD」はいまこそ仕掛けのタイミング 無配でも成長力が期待できる

  5. 10

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー